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はじめに 先のページでは1次元ロジスティック回帰について考察した。ここでは、多次元ロジスティック回... はじめに 先のページでは1次元ロジスティック回帰について考察した。ここでは、多次元ロジスティック回帰を取り上げる。 多分類問題を考える。$N$ 個の $D$ 次元ベクトル $\vec{x}^{\;n},n=1,\cdots,N$ が与えられ、それぞれが ${1,\cdots,K}$ のいずれかのラベルを持つとする。このとき、観測値が従う確率分布モデル $p(c=1,\cdots,K\;|\;\vec{x}\;;\;W,\vec{b})$ を求めたい。ここで、$W,\vec{b}$ はモデルを調節するパラメータである。$W$ は $D \times K$ 行列、$\vec{b}$ は $K$ 次元ベクトルである。各観測値が他の観測値の影響を受けないと仮定すれば、全ての観測値の確率は次式で与えられる。 \begin{equation} L(W,\vec{b})=\prod_{n=1}^{N}\