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振り返ってみれば、ブッシュ前政権の後期から、米国は「台頭」する中国に対し、さまざまな標語を通じ関... 振り返ってみれば、ブッシュ前政権の後期から、米国は「台頭」する中国に対し、さまざまな標語を通じ関与を試みていた。当時のゼーリック国務副長官は、中国に「責任あるステークホルダー(利益共有者)」たれと呼びかけ、それはオバマ政権1期目のスタインバーグ国務副長官の「戦略的再保証」に引き継がれた。米国はこれらの標語の下、「大国」として認め合う一方、自ら主導する国際秩序に中国を組み込もうとした。同政権発足当初、ワシントンの一角で中国との「共同統治」を指す「G2」という標語が掲げられ、北京の自尊心を擽(くすぐ)った。 ≪説得力失った「G2」論≫ その「G2」は安全保障に関する限り、もはや死語に近い。中国の近年の軍事拡張は瞠目(どうもく)すべきだとしても、アジア太平洋地域全体で米軍に比肩するには程遠い。 「G2」が説得力を失ったのは何より、中国の「台頭」が「平和的」とは考えにくく、剥(む)き出しの力で現状
2013/09/24 リンク