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「トキソプラズマ」という寄生虫(寄生性原虫)は、ヒトに感染しても、病原体を押さえ込む免疫のシステ... 「トキソプラズマ」という寄生虫(寄生性原虫)は、ヒトに感染しても、病原体を押さえ込む免疫のシステムが健常に働いている状態なら大丈夫だが、抗がん剤を投与していたり、エイズ(HIV)になったりして免疫不全の状態だと脳症や肺炎、心筋炎など重い病気(トキソプラズマ症)を起こす。世界の人口の3分の1、日本では数千万人が体内に持っているとされる。最近では、初めて感染した妊婦が胎児を流産したり、新生児が感染した状態で生まれたりする、「先天性トキソプラズマ症」が大きな問題になっており、トキソプラズマによる新たな症例の報告が増えている。 この病気は、トキソプラズマに汚染された肉を加熱せずに食べるなどして、口から体内に入り、腸管内部の表面(上皮)から、全身に感染が広がっていく。このさい、免疫のシステムの監視網を逃れるため、白血球の一種の好中球など自然免疫を担当する細胞に潜伏していることがわかってきた。まるでギ
2014/09/18 リンク