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【今週はこれを読め! ミステリー編】とんでもなく無能で不愉快な警部のコメディ『平凡すぎる犠牲者』 ... 【今週はこれを読め! ミステリー編】とんでもなく無能で不愉快な警部のコメディ『平凡すぎる犠牲者』 文=杉江松恋 ドーヴァー警部よ(ピンクレディーの某曲っぽく)。 ミステリーに登場する探偵というと神の如き叡智の主であるとか、悪と闘う正義の人であるとか、とにかくかっこよく設定されるわけだが、稀に例外もある。最低人間なのになぜか主人公、というおかしさを作者が狙うわけだ。スウェーデン作家、レイフ・GW・ペーションが創造したエーヴェルト・ベックストレーム警部は現代におけるその代表格である。『平凡すぎる犠牲者』(創元推理文庫)でその傍若無人ぶりをお確かめいただきたい。まあ、ひどいんだこれが。 最低人間なのに名探偵、の先駆者にはイギリス作家ジョイス・ポーターが生み出したウィルフレッド・ドーヴァー主任警部がいる。地方警察で手に負えない事件が起きるとスコットランドヤードから敏腕警官が派遣されてくる、というの