出土の貝を焼き物に！？　縄文時代の貝塚点在する美浦村　地元住民グループが試作に2年半：東京新聞 TOKYO Web

出土の貝を焼き物に！？　縄文時代の貝塚点在する美浦村　地元住民グループが試作に2年半：東京新聞 TOKYO Web

貝塚から出土した貝殻を釉薬に用いた焼き物を開発した「陸平をヨイショする会」縄文土器研究部会のメン...概要を表示 貝塚から出土した貝殻を釉薬に用いた焼き物を開発した「陸平をヨイショする会」縄文土器研究部会のメンバー＝美浦村文化財センターで 国史跡「陸平（おかだいら）貝塚」をはじめ縄文時代の貝塚が点在する茨城県美浦村が、出土した貝殻を使った焼き物を売り出し、人気を集めている。膨大な量で廃棄すら検討された貝殻を、試行錯誤して製品化につなげた。開発に当たった住民ボランティアたちは「数千年前の縄文時代を想像しながら使ってほしい」と話している。（加藤裕治） 焼き物は「陸平物」と名付けられたタンブラー二個と皿、小鉢、箸置きのセット。内海に島が点在した約八千〜三千五百年前の村の姿をイメージした青色の釉薬（ゆうやく）に、貝殻の粉末を混ぜ込み、白い化粧土で貝層（地中に堆積した貝殻の層）のような模様を施した。