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広告大手電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=が長時間労働やパワハラに苦しみ、自殺してから2... 広告大手電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=が長時間労働やパワハラに苦しみ、自殺してから25日で9年となるのに際し、母の幸美(ゆきみ)さん(60)が手記を公表した。全文は次の通り。 ◇ まつりがいない9回目のクリスマス。12月はいつも心がざわざわします。言葉で表すのは難しいですが、まつりを助けられなかったあの日が近づくからです。たとえ「電通過労死事件」が人の記憶から消えても、どんなに時が過ぎても、まつりは大切な愛しい娘。一生忘れることはありません。 2015年、まつりは希望を持って電通に入社しました。新入社員研修でアイデアが採用されてラジオで放送されたことや、研修の最後のプレゼンで優勝したことを嬉しそうに電話してきたことが昨日のことのようです。 今年は「入社10年目」。同期入社のみんなは「入社10周年同期会」をしたそうです。在職中の人も退職した人も一緒でした。 もしまつりが生きて