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【パリ=板東和正】欧州連合(EU)欧州委員会は18日、X(旧ツイッター)が偽情報などの排除を義務... 【パリ=板東和正】欧州連合(EU)欧州委員会は18日、X(旧ツイッター)が偽情報などの排除を義務付けるEUの法律「デジタルサービス法(DSA)」に違反しているかを調べる正式な調査に入ったと発表した。同法に基づいた本格的な調査が行われるのは初めて。中東情勢が緊迫する中、EUは偽情報の拡散を懸念しており、Xの対応の不備を確認すれば罰金を科す可能性がある。 DSAは偽情報やテロ扇動、ヘイトスピーチといった違法コンテンツの削除を義務付け、違反企業には世界売上高の最大6%の罰金を科す。EUは2022年11月、DSAを施行した。 米メディアによると、イスラム原理主義組織ハマスが10月にイスラエルに攻撃を開始して数時間後、Xでは空爆の様子や破壊された建物とされる画像が大量に投稿された。多くは古い画像を最新の画像であるかのように見せる偽情報だった。 欧州委は10月、蔓延(まんえん)する偽情報などが世論をゆ