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■要旨 日本の不動産投資市場は、コロナ禍を経ても、引き続き好調を維持している。不動産投資市場の将来... ■要旨 日本の不動産投資市場は、コロナ禍を経ても、引き続き好調を維持している。不動産投資市場の将来を見通すにあたり、投資対象となる「収益不動産」の資産規模がどれくらいであるのか。また、その内訳を「用途別」や「エリア別」に継続して把握することは重要だと考えられる。 ニッセイ基礎研究所と価値総合研究所は共同で、わが国の不動産投資市場規模に関する調査を実施しており、本調査は今回で4回目となる。 調査の結果、日本における「収益不動産」の資産規模は約315.1兆円(前回比+25.7兆円、+8.9%)、「投資適格不動産」の資産規模は約194.6兆円(前回比+15.6兆円、+8.7%)と推計された。 「収益不動産」を用途別にみると、「オフィス」が約109.7兆円(占率35%)と最も大きく、次いで「賃貸住宅」が約83.2兆円(26%)、「商業施設」が約69.7兆円(22%)、「物流施設」が約35.5兆円(