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人件費は増えていない その1つは国税庁が把握する労働者の賃金(年収)が低迷していることにも表れます... 人件費は増えていない その1つは国税庁が把握する労働者の賃金(年収)が低迷していることにも表れますが、この資料はいささか古いので、もう1つ、財務省の「法人企業統計」でチェックできます。民主党政権最後の2012年7-9月期と、昨年7-9月期の人件費(従業員給与)とを比較してみましょう。 昨年7-9月の3か月間に実際に企業が支払った「人件費」は46兆円、民主党政権最後の12年7-9月期が42.9兆円なので、6年で7.2%、年率1.2%の増加となります。もっとも、役員報酬が増えているので、従業員給与で比較すると、6年前の28.8兆円から昨年は30.1兆円にとどまり、6年で4.5%、年率0.8%増にとどまっています。この間、従業員数が110万人、3.2%増えているので、1人当たりの人件費増はほぼゼロです。 この間の物価上昇、消費税引き上げを考えれば、1人当たりの実質人件費はマイナスになっています。
2019/01/15 リンク