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若き日の鶴見俊輔さんは行動を通して権力に対抗した。名の知れた学者、言論人にもかかわらず、デモの先... 若き日の鶴見俊輔さんは行動を通して権力に対抗した。名の知れた学者、言論人にもかかわらず、デモの先頭に立ち、ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)の中心を担い、時には脱走米兵を自宅にかくまった。長年執筆した本紙夕刊コラム「現代のことば」に初めて寄せた文章は、ベトナム行きの軍隊を抜け出して日本に密航してきた韓国人青年への連帯のメッセージだった(1967年3月13日)。何が鶴見さんを突き動かしたのか。抵抗の根源には何があったのか。 ■既存の仕組みに疑問 著書「不安の時代の抵抗論」で現代における抵抗を模索する滋賀大准教授の田村あずみさん(41)は、鶴見さんの抵抗の姿勢に共感するところが多いと話す。「社会が複雑化し、かつてのように『国家権力』や『資本家』を敵と定めて闘うことは難しい。でも、既存の仕組みに疑問を投げかけ、抵抗することは、むしろ今こそ必要ではないでしょうか」 田村さんは、3・11以降の反原
2022/11/04 リンク