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自民党の安倍晋三総裁は9日、東京都内の遊説で、「3年前自民党は政権を失った。この深刻な反省からス... 自民党の安倍晋三総裁は9日、東京都内の遊説で、「3年前自民党は政権を失った。この深刻な反省からスタートした。もう一度結党の理念を見つめ直し、そして政策を鍛えあげた」と、これまでの遊説と同じフレーズで切り出しました。自民党はどう生まれ変わったのか。 「保守政党」 政権を失った自民党は2010年1月の党大会で、党立て直しの出発点として新綱領を作りました。新綱領は政策の基本点の第一に「新憲法の改正」をすえて改憲政党の性格を鮮明にしました。福祉政策面では「自助自立する個人を尊重」として、公的な責任を投げ捨て個人責任を基本とする立場を明確にしました。「伝統」と「家族、地域社会、国への帰属意識」などを強調し、復古主義、国家主義の政党に生まれ変わるとしました。一方、「民主主義」という言葉を消してしまいました。また、結党時に掲げた「国民政党」の看板も「保守政党」と塗り替えました。 安倍総裁を筆頭にした自民
2012/12/11 リンク