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環境保護とコスト削減――。この相反する課題解決をIBMは38年間にわたり続けている。その実体はプリンタの... 環境保護とコスト削減――。この相反する課題解決をIBMは38年間にわたり続けている。その実体はプリンタの出力制御や電気の消灯など「爪に火をともすような」ものではある。だがこの全社的な取り組みが、毎年3.5%ものエネルギー消費量削減をもたらしている。 米IBMはあらゆる事業活動において、環境を指向した取り組みを進めている。「環境ポリシー」と呼ぶ独自の目標を1971年に制定してから現在まで、全社規模で事業に伴うさまざまなエネルギーの削減を進めてきた。こうした中、1990年代からは世界中の拠点で、毎年3.5%のエネルギー消費量を削減するという必達目標が打ち出された。 各拠点が目標達成を掲げ、さまざまな施策を講じる中、日本IBMも箱崎事業所を拠点として対策を掲げてきた。その削減ぶりは紙文書の出力管理や照明の消灯などにもおよび、「乾いたぞうきんをさらに絞る」ようなものにまで及んだという。こうした努力
2009/06/25 リンク