「入れ墨調査」を拒んだ職員を処分したのは「違法」 なぜ大阪市は敗訴したのか？ - 弁護士ドットコムニュース

「入れ墨調査」を拒んだ職員を処分したのは「違法」 なぜ大阪市は敗訴したのか？ - 弁護士ドットコムニュース

大阪市が「入れ墨」の有無を職員に確認した調査で、回答を拒んで戒告処分を受けた女性が処分取り消しな...概要を表示 大阪市が「入れ墨」の有無を職員に確認した調査で、回答を拒んで戒告処分を受けた女性が処分取り消しなどを求めた訴訟の判決が2月中旬、大阪地裁であった。中垣内健治裁判長は「調査は大阪市の個人情報保護条例に反する」と違法性を認定。処分を取り消す判決を言い渡した。 大阪市は2012年5月、橋下徹市長の指示で、教職員を除くすべての職員を対象として、入れ墨の有無を調査。回答を拒んだ6人に戒告処分を下した。女性は市立病院の看護師で、入れ墨はなかったが、「調査はプライバシー侵害にあたる」として処分取り消しを求めていた。 大阪市は今年3月2日、判決を不服として控訴した。大阪市の入れ墨調査をめぐっては、懲戒処分を受けた市交通局の男性が訴えた裁判でも、大阪地裁が昨年12月、処分取り消しの判決を言い渡した。こちらも大阪市は控訴している。 地裁判決だが、相次いで大阪市の処分が取り消されたことについて、市交通局の男性の