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戦争はいけないことだ、というと常識に聞こえるが、20世紀初めまでの世界は、実はそうではなかったと... 戦争はいけないことだ、というと常識に聞こえるが、20世紀初めまでの世界は、実はそうではなかったという。17世紀以降の戦争をめぐる歴史を掘り下げ、無名の人々の思いが現代の「戦争を違法とする秩序」につながったのだとする米国の気鋭の研究者2人。戦争なき世界への道や日本の憲法9条について、思いを聞いた。 ◇ ――20世紀前半に起きた、戦争をめぐる理念や思想の転換を描いた著書「逆転の大戦争史」(文芸春秋)が話題です。私は戦後日本で育った53歳ですが、罪のない人々が犠牲になる戦争が許されないのは当然だと思ってきました。 オーナ・ハサウェイ 私たちもそうですよ。でも、かつては国と国の争いを解決する手段として、戦争は国際法上「適法」でした。逆に、経済制裁に加わることは、中立に反し、違法だったのです。
2019/01/12 リンク