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夕方 涼しい風が吹く頃になった。 あの 厳しい夏が 遠い日の様だ。 今日の夕方も 小屋の北側の 石を... 夕方 涼しい風が吹く頃になった。 あの 厳しい夏が 遠い日の様だ。 今日の夕方も 小屋の北側の 石を積んだ焚き火場で リサイクルに出せない紙 草取りをした草 朽ちた木片などを焼く。 よく燃え始めた木片の上に まだ湿った草を置く。 白い煙がゆっくりと立ち上り 小屋の屋根の上 川の上を 流れて行く。 最後にトタンの板を載せ 火の勢いが治るのを待つのはいつも通り。 暗くなった空を仰ぐと 満月が白く輝いていたり 大きな星を見て驚く事もある。 そして 寝ぐらに帰るのに遅れた鳥が ぎゃーっと大きな声で鳴きながら 私の頭上を飛び去る時もあるのだ。
2021/09/01 リンク