注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
アメリカで経済論争を巻き起こしているMMT(現代貨幣理論)の提唱者の1人、ステファニー・ケルトン教授... アメリカで経済論争を巻き起こしているMMT(現代貨幣理論)の提唱者の1人、ステファニー・ケルトン教授(NY州立大学教授)が来日した。MMTは「異端の経済理論」と紹介されるとともに、これについてさまざまな見解が伝えられている。筆者は東京都内で行われたケルトン教授の講演会(7月17日)に参加する機会に恵まれたので、今回のコラムではこれを紹介したい。 MMTは「財政均衡主義」への「解毒剤」になり得る MMTの理論は幅広い分野に及んでいるため、筆者は、MMTについて全てを十分理解しているわけでない。ただ投資家の視点からは、ある程度理解を深めることができたと考えている。 まず、MMTが異端の経済理論とされる特徴の一つは、財政赤字や公的債務の規模にとらわれずに、財政赤字を大きく増やすことが可能、と主張する点である。日本では「わが国は財政危機に直面している」という認識は半ば常識になっている(筆者自身はこ
2019/07/26 リンク