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ことのおこりは春ごろに、実家に帰ったときのこと。歳を重ねた母親が晩のおかずにとりだしたるは納豆に... ことのおこりは春ごろに、実家に帰ったときのこと。歳を重ねた母親が晩のおかずにとりだしたるは納豆にほうれん草をまぜたもの。食をあずかる人間も育てる人がいなければ、かくも手抜きの時短料理。とはいえど、納豆と茹でほうれん草のハーモニー、味の予想は簡単で、さらに期待通りの味のする外れのなかったことだった。 というようなことがあり、この簡単な一品が非常に気にいりわたくしが我が家の夕餉に饗すると、同居人ことやれヒナ氏、こともなさげに食べいたる。きけばヒナ氏の実家でも、納豆となにかで一品とすることが常態であったそう。ほうれん草は初めてとめづらしがっていたけれど、ほかにもこんな組み合わせ、いろいろ教えてくりゃさって、納豆の日がはじまった。 されど世の中そんな人たちばかりなく、納豆とほうれん草の合同をヤア奇っ怪と叩き斬り、魑魅魍魎が魍魎跋扈と気色ばむ、世の人々のあな心のせまいこと。納豆とほうれん草とわたし達
2015/09/28 リンク