｢106万円の壁｣撤廃はメリットだらけ…手取りも年金も増える｢新ルール｣で得する人､損する人 新たに生まれる｢20時間の壁｣は乗り越えたほうがいい

｢106万円の壁｣撤廃はメリットだらけ…手取りも年金も増える｢新ルール｣で得する人､損する人 新たに生まれる｢20時間の壁｣は乗り越えたほうがいい

パートで働く人にとって働き控えの原因となっていた「年収の壁」を撤廃する議論が進んでいる。ファイナ...概要を表示 パートで働く人にとって働き控えの原因となっていた「年収の壁」を撤廃する議論が進んでいる。ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんは「103万円や106万円を超えないように働いてきた人たちは、老後に不自由な生活を強いられることが必至だ。壁の撤廃は、自身のライフプランやキャリアプランを見直す絶好のチャンスだろう」という――。 「103万円の壁」撤廃で得をするのは… 2025年度税制改正に向けた議論が始まっていますが、国民民主党が、働き控えの要因となっている所得税の課税最低ラインを178万円に引き上げることを主張し、「103万円の壁」が一気に注目を集めることになりました。178万円の根拠は、1995年に所得税のインフレ調整が行われて以降、最低賃金が73％上昇していることです。 しかし、税収が7.6兆円減るとの試算もあり、自治体の首長からは「行政サービスに重大な支障をきたす」など、地方税収への影響