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沖縄の問題は、パズルの数独(ナンプレ)に似ている。一つひとつの3×3のマス目は、空白の番号を埋める... 沖縄の問題は、パズルの数独(ナンプレ)に似ている。一つひとつの3×3のマス目は、空白の番号を埋めるシンプルなもの。なのに複数の3×3のマス目がタテヨコに組み合わされて空白と番号を互いに制約し、全体が出口の見えない迷宮と化している。 その意味で、沖縄戦の戦没者を追悼する「慰霊の日」は、辺野古の問題を考えるのに最もふさわしくない日だった。基地問題というロゴス(論理)と沖縄問題というミュトス(物語)をごちゃ混ぜにして扱う感覚と態度が、ただでさえ難解なマス目の羅列をほとんど解答不能なものにさせている。 パズルを解きほぐしてみよう。昨年暮れに翁長知事が誕生して以来、メディアでより大きく報じられるようになった「沖縄問題」は、実際には以下の別々の要素によって構成されている。 (1)辺野古の新基地建設 (2)普天間飛行場の移設 (3)沖縄の基地負担 (4)米軍再編と基地縮小 (5)日米地位協定 (6)日米
2015/07/05 リンク