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「密林はたしかに美しい。むこうのことはすっかり忘れてしまったが、あの色だけは今でもはっきりと憶え... 「密林はたしかに美しい。むこうのことはすっかり忘れてしまったが、あの色だけは今でもはっきりと憶えているよ、ハープを緑色に塗ってあるのは、そのせいなんだよ」——マリオ・バルガス・リョサ『緑の家』 ざわめく密林 バルガス・リョサは2010年にノーベル文学賞を受賞した。リョサは本国ペルーではとにかく人気で、本屋には棚一面にリョサの本がずらり並ぶほどである。きっとノーベル文学賞受賞時はお祭り騒ぎだったことだろう。 娼家<緑の家>を舞台に時系列が自由自在に入り乱れる物語と聞いていたから、『夜のみだらな鳥』みたいなものだろうかと思っていた。ところが、同じ南米でも、どろどろ冥府系の『夜のみだらな鳥』とは全然違って、『緑の家』はずっと明るくて祝祭的だった。 緑の家(上) (岩波文庫) 作者: M.バルガス=リョサ,木村榮一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/08/20メディア: 文庫購入: 8