注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
あらすじ 「思いやりの限界」 ある日、BC兵器を用いた爆破テロが発生。当局は感染を防ぐために市民は家... あらすじ 「思いやりの限界」 ある日、BC兵器を用いた爆破テロが発生。当局は感染を防ぐために市民は家に退避して感染者と接触するなと放送を流す。テロに巻き込まれウィルスに感染した妻に対して、未感染の夫はどう接するのか…。これが本作の舞台設定である。 夫は妻の入室を拒否して、しかるべき医療措置がなされるのを待つことにする。彼はドア越しに妻に語り掛ける。「愛してるよ」「きっと助かる」「キミのそばにいるよ」、これら安全圏からの物言いがどれほど空虚であるかはいうまでもない。 夫が妻を見るとき。それは窓枠やダクトテープによるフレーム・イン・フレームの構図をとる。フレームの中で小さく映る妻はまるでどこか遠くにいるような存在だ。それはまるでテレビ越しに第三世界の難民を見ているような気分を引き起こす。 危機にあって、人は自分の安全を第一に考える。窮地での人と人との共感なぞ幻想だと、本作の主張はこんなところだ
2019/05/12 リンク