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シカゴ大学でノーベル経済学賞を受賞した農業経済学者のセオドア・シュルツに学び、その後も開発経済学... シカゴ大学でノーベル経済学賞を受賞した農業経済学者のセオドア・シュルツに学び、その後も開発経済学、農業経済学の分野で活躍している著者による開発経済学の入門書。 サックスとイースタリーの論争や、アビジット・V・バナジー、エスター・デュフロ『貧乏人の経済学』など、開発経済学は経済学のホットなトピックの一つとなっています(先日紹介したレイモンド・フィスマン+エドワード・ミゲル『悪い奴ほど合理的』も開発経済学の本でした)。 しかし、著者はこの本でサックスの『貧困の終焉』とイースタリーの『傲慢な援助』、そして『貧乏人の経済学』をとり上げ、それなりの意義を認めつつも(サックス対イースタリーではどちらかというとイースタリーに共感している)、「この3冊の書物に共通している欠陥は、経済発展のメカニズムについての分析が皆無であることだ」(111p)と手厳しく述べています。 そしてこれらの本は「開発経済学」の本
2015/04/04 リンク