大麻合法化、炭素税…カナダのトルドー政権、リベラル色鮮明の9年 | 毎日新聞

大麻合法化、炭素税…カナダのトルドー政権、リベラル色鮮明の9年 | 毎日新聞

カナダのジャスティン・トルドー首相（53）が6日、与党・自由党の党首を辞任し、首相を退くと発表した。...概要を表示 カナダのジャスティン・トルドー首相（53）が6日、与党・自由党の党首を辞任し、首相を退くと発表した。年内に総選挙が迫る中で支持率が低迷し、党内からも辞任を求める声が公然と上がっていた。新党首が決まるまで首相にとどまる。9年超の在任期間は現職の主要7カ国（G7）首脳で最も長い。 トルドー首相は2015年の最初の組閣で先住民や身体障害者などを起用。首相を除く閣僚ポストの男女同数を実現するなど、多様性重視を鮮明にした。当時、人事の理由を問われ「なぜなら2015年だから」という回答が話題を呼んだ。 また、嗜好（しこう）用の大麻の所持や使用を主要7カ国（G7）で初めて国家として合法化するなど、政策面でもリベラル色を鮮明に打ち出した。 トルドー政権が最優先課題の一つと位置づけたのが気候変動対策だった。排出される炭素に価格付けする「カーボンプライシング」を連邦レベル…