二岐山のふもとで：湯本小の子どもたち　算数の授業　かけ算／比例　一対一で考える　豪の高校生とオンライン交流も　／福島 | 毎日新聞

二岐山のふもとで：湯本小の子どもたち　算数の授業　かけ算／比例　一対一で考える　豪の高校生とオンライン交流も　／福島 | 毎日新聞

星貴子先生（左）から算数のかけ算を教わる、りりさん＝福島県天栄村立湯本小学校で2024年12月5日、根本...概要を表示 星貴子先生（左）から算数のかけ算を教わる、りりさん＝福島県天栄村立湯本小学校で2024年12月5日、根本太一撮影 12月に入って、山あいの狭い谷間に集落が点在する天栄村湯本地区でも、除雪車が走り始めた。家々の軒先につるされた干し柿がオレンジ色のカーテンとなり、初冬の雪景色に映える。 村立湯本小学校には、県の県中教育事務所の指導主事が算数の授業の視察にやってきた。「九九」を学んでいるのは2年の、りりさん（8）。星貴子先生を見ながらそらんじる。9×9まで言い終えたところでタイマーのベルが鳴った。負けず嫌いな性格だが、競い合う相手がいないために日を追うごとにタイムを短く設定しており、この日は3分。星先生が「6までの段はパーフェクトだったね」と優しく語りかけると、りりさんは「もう少し頑張る」と小さな声で答えた。 その後、2人は黒板前に並び、かけ算の式「7×4＝5×□＋2×□」に向かい合う。「この四