核のごみ最終処分場　候補地探し加速させる国、自治体トップに直談判 | 毎日新聞

核のごみ最終処分場　候補地探し加速させる国、自治体トップに直談判 | 毎日新聞

木坂展望台から見える対馬市の半島や島々＝長崎県対馬市で2023年9月26日午後4時51分、吉田航太撮影 長崎...概要を表示 木坂展望台から見える対馬市の半島や島々＝長崎県対馬市で2023年9月26日午後4時51分、吉田航太撮影 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は27日、原発の高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場の文献調査を受け入れない意向を表明した。全国で3自治体目となる文献調査の実現は遠ざかり、改めて候補地選定の難しさが浮き彫りになった。国は今夏、更なる調査候補地を探すべく、全国での動きを加速させている。背景に何があるのか。 「自治体の長に直接アプローチするのは、実は今回が初めてに近い取り組みだ。文献調査の受け入れを判断するのは市町村長。すぐに良い反応が来るわけではないが、担当者レベルでは起きないような化学反応が起きるかもしれない」 経済産業省の幹部がこう期待するのは、国と原子力発電環境整備機構（NUMO）、電力会社の3者からなる合同チームによる全国行脚だ。 政府が今年4月に8年ぶりに改定した最終処分に関