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東京大空襲で多く人が亡くなった言問橋の西側。石橋には焦げた跡がある=東京都台東区で2013年8月8日、... 東京大空襲で多く人が亡くなった言問橋の西側。石橋には焦げた跡がある=東京都台東区で2013年8月8日、栗原俊雄撮影 一年中、「8月ジャーナリズム=戦争報道」をしている「常夏記者」こと私が延々と書いているのは、シンプルなことだ。「国策で始められた戦争被害者に、国は応分の補償をすべきだ」ということである。書くだけではなく、あちこちで繰り返し話してもいる。「新しく聞いたこと」を尊ぶのが新聞なので、同業者から「どこがニュースなんだ」と突っ込まれることがたまにあるが、「本当に重要なことは、何度でも繰り返すべきなんだ」と言い返している。 補償の財源はもちろん、市民が収める税金だ。10年以上、そういう報道をしていると、さまざまな反応がある。数年前にとある大手ネット媒体に寄稿したところ、読者から「自分の税金をそういうことに使ってほしくない」との意見が寄せられた。別の機会には「子どもや若い人に税金を使うべき