ＰＩＳＡ：他人と協力、問題解決　和の国、日本２位　配慮し過ぎ誤答も | 毎日新聞

ＰＩＳＡ：他人と協力、問題解決　和の国、日本２位　配慮し過ぎ誤答も | 毎日新聞

経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は２１日、２０１５年の学習到達度調査（ＰＩＳＡ）で、５２カ国・地域の...概要を表示 経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は２１日、２０１５年の学習到達度調査（ＰＩＳＡ）で、５２カ国・地域の１５歳計１２万人を対象に実施した「協同問題解決能力調査」の結果を発表した。他の人と協力して効果的に問題解決する力を測る調査で、日本の平均点は２位だった。女子は男子より平均点が高かった。協調性の高さがうかがわれる一方で、周囲に気を配りすぎて誤答する傾向もあり、文部科学省は「和を重視する国民性が反映された」と分析している。【伊澤拓也】 ＰＩＳＡは００年から３年ごとに実施され、今回調査が６回目。日本では１５年６、７月に無作為抽出された全国１９８校の高校１年生約６６００人が受けた。他者と協力する力に着目した調査は初めて。コンピューターで、表示される架空の人物の発言に対する自分の答えを四つの選択肢から選んで対話（チャット）し、次の場面へと進んでいく。