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絶版になって探していたのですが、めでたく文庫化された渡部直己の『不敬文学論序説』。最近読み終わっ... 絶版になって探していたのですが、めでたく文庫化された渡部直己の『不敬文学論序説』。最近読み終わったので感想です。 不敬文学論序説 (ちくま学芸文庫) 作者: 渡部直己出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る近代以降、どのように天皇が描かれていたか、あるいは、描くことが回避されてきたかについて書いてあって、文庫版にあたって附論「今日の天皇小説」がついてくるサービスぶり!阿部和重の『シンセミア』などについて書いてあるのですが、なるほど、と思いました。『シンセミア』の田宮家は天皇家と類似、というか、むせかえるほどに合致する(「田宮家」と書いたときのキーワードが笑える)のですが、それがすなわちこの小説の価値かというとそうではないように思います。そう読んでしまうとmottainai…面白さは他のところにあると思いま
2006/07/25 リンク