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やはり佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』ISBN:4104752010 がかなり話題になっているよ... やはり佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』ISBN:4104752010 がかなり話題になっているようだ(id:hmmm:20050410参照)。現役財務官僚のbewaadさんも夢中で読んでいるというし。だがよく見かけるような「当事者しか知りえない外務省の内部情報がふんだんに盛り込まれた、スパイ小説顔負けの読み物」とか「国家権力に裏切られた男の告発本」いう評価は、いずれもこの本の「可能性の中心」に注目していない一面的なものではないかという気がする。この本の価値を「真実はこうだったのか」というところのみで捉えてしまうと、「インテリジェンス絡みの話が沢山あるので部外者にはそれがウソなのか本当なのかわからない」(id:hmmm:20050412#p2)といった懐疑が常につきまとうことになるからだ。 だが、僕の考えではこの本の持つ価値は「当事者にしか知りえない情報」それ自体にはない。
2015/05/20 リンク