インターネットは次の四半世紀へ（後編）--新たに必要な「三つのエコロジー」

インターネットは次の四半世紀へ（後編）--新たに必要な「三つのエコロジー」

<前編はこちら> 環境化したインターネット、血肉化したインターネット 四半世紀という時の流れは、人間...概要を表示 <前編はこちら> 環境化したインターネット、血肉化したインターネット 四半世紀という時の流れは、人間にとってのインターネットを外部的には環境化し、内部的には血肉化した。「デジタルネイチャー」とはよく言ったもので、インターネットがもたらす情報世界はもはや私たちの自然であり、生身の身体とも決して切り離すことのできない強度と深度で同期している。 したがって、来るべき次の25年にはインターネットは私たちの意識の後景にどんどん退いていくだろう。森や海に抱かれつつ自らの生命が維持されていることにとりたてて驚きを感じないように、私たちは自らが利用している道具、享受している娯楽がインターネットを介して実現されていることをほとんど知覚しなくなるのではないか。 同時に、それらのサービスが生活のあらゆる場面でインターネットを通して吸い上げられた私たち自身の行動履歴や身体情報をもとに生成されていることにも思い致す

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