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関西と船橋から飛んできた天狗に拉致されて、おれは都内某所のカラオケボックスで詰められた。おれは10... 関西と船橋から飛んできた天狗に拉致されて、おれは都内某所のカラオケボックスで詰められた。おれは10曲連続で「歩兵の本領」と「メーデー歌」のちゃんぽんを歌った。歌ったあとに言われた。 「なぜ文芸誌に投稿しないのか?」 と、天狗。 「いや、恥ずかしいので」 と、おれ。 おれは恥ずかしい。恥ずかしいし、第一おれは文芸誌というものを手にとったことがないし、読んだこともない。おれが興味ある文芸というものは、おおよそ作者が故人であるものだけだ。 そしてやはり恥ずかしい。恥ずかしいったら、恥ずかしい。自分が書いたものをだれかに読ませて、評価してくれなど、恥ずかしくて、おそろしくて、できるものではない。 「じゃあ、写真の個展をやれ、文章と写真の個展だ」 と、天狗。 「平民金子さんの写真を見たことありますか。そんなの無理に決まっています」 と、おれ。 「では、同人誌の第二弾だ」 「平成氷河期ものか、スポーツ
2019/05/01 リンク