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「スキャンダル週刊誌の話題のようで、ちょっと躊躇するところもあるのですが」と前置きをしつつ、ちょ... 「スキャンダル週刊誌の話題のようで、ちょっと躊躇するところもあるのですが」と前置きをしつつ、ちょうど起こったばかりだったエダーティー事件に触れたのは、2月末、東京の日独協会で行われた講演のときだった。 日独協会では、帰国の度に"ドイツの選択"と銘打って話をさせてもらうのが恒例になっている。テーマは特定のものに絞ることもあれば、ドイツのそのときどきの政治の展開、社会問題、あるいは、世相を表す出来事などを選ぶこともある。 この日は、ようやく始動し始めたドイツの大連立政権(第3期メルケル政権)について話し、その最後にエダーティー事件を盛り込んだのだった。 違法行為があったかどうかはまだわからない セバスチャン・エダーティーは2月までSPD(ドイツ社民党)所属の国会議員で、それも、40歳の前途洋々の政治家だった。エダーティーという変わった苗字は、父親がインド人だからで、よって風貌も少し浅黒く、エキ
2014/04/05 リンク