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2024年に新書大賞を受賞した『言語の本質』(中公新書)をはじめ、『「何回説明しても伝わらない」はな... 2024年に新書大賞を受賞した『言語の本質』(中公新書)をはじめ、『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』(日経BP)、『学力喪失』(岩波新書)など続々と話題作を発表し続けている今井むつみさん。鋭い分析と考察、そしてその背後にある人間、とりわけ子どもたちの学びへの強い視線に、心引かれている人も多いのではないでしょうか。このパートでは、認知科学の中でも今井さんが重視している「学び」、そして「熟達」について理解を深めるための本を取り上げます。1回目は、『プルーストとイカ』『カンマの女王』です。 「文章を読む」は実は簡単にできることではない 「読む」という行為は、単に「文字を解読して意味を取ること」だと思われています。でも実は、「読む」という行為はものすごく複雑な知的行為です。 認知神経科学者メアリアン・ウルフの『 プルーストとイカ 読書は脳をどのように変えるのか? 』(小松淳子訳、イ
2024/11/08 リンク