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女子をこじらせて [著]雨宮まみ 本書に描かれているのはイケてない人間の生き辛(づら)さ、そして女の... 女子をこじらせて [著]雨宮まみ 本書に描かれているのはイケてない人間の生き辛(づら)さ、そして女の生き辛さ、つまり、イケてない女であることの生き辛さだ。珍しいテーマではないと思う。にも拘(かか)わらず、実際に読んでみると、新鮮な衝撃を受ける。 例えば、父親に「お前の下着は自分で洗え」と云(い)われたとき、高校生の「私」は心の中で叫ぶ。 〈お前の娘はな、お前はどう思ってるか知らんが、夜道に人気(ひとけ)のない道路にほっぽりだしておいても、誰も襲わないようなそんな容姿の女なんだよ、そんな女が女らしいとか恥じらいとか関係あるか! お前の娘の下着なんて、誰も盗まない、誰も価値を感じない、ブルセラショップでも絶対に売れない、そんなゴミみたいなもんなんだよ、それを自分で洗えとか何言ってんの? こんなゴミみたいなもん、誰が洗おうがどうでもいいじゃん。洗濯機だし!〉 あまりに唐突な悲しみの炸裂(さくれつ
2012/02/16 リンク