DVをしてきた父親をずっと憎んできた。

暮らしカテゴリーの変更を依頼記事元:

anond.hatelabo.jp

247 usersがブックマークコメント

DVをしてきた父親をずっと憎んできた。

DVをしてきた父親をずっと憎んできた。 DVそのものというよりも、家庭内で突然キレる、レジャーの最中に... DVをしてきた父親をずっと憎んできた。 DVそのものというよりも、家庭内で突然キレる、レジャーの最中にほぼ必ずキレるという習慣が、おれから家庭＝安心という概念を失わせ、部屋にこもってゲームや物語や勉強を続け、極力家庭に興味を持たず、逃避する人間になるしかなかった。部屋の鍵もかけられなかったから、教室や予備校、図書館に逃避せざるをえず、一人暮らしをしたいがためだけに名門大学に合格した。両親は無邪気によろこんでいた。おれはそれとなく両親のせいで自分がいかに惨めな時代を送ってきたかを知らせてきたが、自分たちがあれだけキレて子どもから安心を奪っていたことについては、完全に無自覚であった。自分たちが日常的にキレていたということすら、思い出せないようであった。暴力についても、普通に許容範囲だったと感じているようだった。相手が女子どもであるという斟酌は無いようだった。貧しいながら食事と住居を提供してきた

todo987654321 DVや父親の肯定・容赦のように捉えて非難の感情を覚える向きもあるだろうが、自分は、経年による認識力拡大で不幸の全体構造が見えるようになって、それを悲しみという形にして連鎖が起きないよう消化してると読んだ

2015/06/01 リンク

vlxst1224 父親が嫌い・嫌いだった人は大体おんなじような想いを抱いていると思う。家庭という狭い社会から出られなかった頃、その社会において父親は暴君であったが、ひとたび外から見てみるとその社会はあまりに小さかった。

c_shiika 衣食足りて礼節を知る。／DV被害者がこうやって立ち直れるよう支援する仕組みがあればいいのだが、それをすっ飛ばして許せといってしまってはマッチョイズムになってしまうよな。

meshupecialshi1 DVとか家庭についての一般的な議論をしようとしてるのではなく、これを書くことにより気持ちの整理をしている、その流れがよく現れている“自分のための”文章でしょう。その上で訴えかけるものがあります。見事。

RocRoc36 まれに見る熱く心揺さぶられる増田。「気弱な母が、どれほど父のチャレンジ精神を奪っていたのか」これには言葉がでない。いろいろな想いがうずまいて。

tatsunop 「憎まない」と「赦す」と「正当だと認識」は全部違うベクトルの話なんだけど、混在しちゃう人も結構いるよなぁ。/ 切り分けが難しいケースもありそうだけど。

deep_one 卒業おめでとう。／なんか気持ち悪いというコメントがあるが、「許せない」とかいっている間は結局自分がしんどいのであって、許せるようになった方が自分が楽なんだよ…というのが日本仏教的教え。

shino-katsuragi 結局、親もただの弱い人間なのだよ。それが得心できたからと言って、許せるわけではないが。せめて、次世代に継がないぐらいのことはしたい。/やっぱり、イマジンブレーカーが必要、か。

2015/06/08 リンク

raitu DV親を憎みすぎるあまり自分も気づくとDV親になるケースは珍しくないので、ひとつの客観的な分析を得られて本当に良かったと思う。負の連鎖を止めやすくなる。

2015/06/04 リンク

yuhka-uno なんか、うちの父と母に似てるな。この手のタイプはくっつきやすいんだろう。ただ、互いに成長していける夫婦にはなれないんだけど。

issai1010 ちょっと気になったけど、貧困が暴力を産むんじゃないよ。馬鹿が暴力を産むんだよ。馬鹿は金を持っても暴力を産むよ。でも馬鹿は貧困になり易いってのは事実だよ。因果関係を整理してね。

suna_kago 「弱者であり、気弱な母が、どれほど父のチャレンジ精神を奪っていたのかに、ふと理解が届いた。母は、息を吸うように他人を萎えさせる人だった」。

augsUK 憎む、構造を俯瞰し理解する、赦す。この文章がかけるくらいに昇華されたものをいきなりみても、読む側が同じ心境に立つのは難しいだろうな。

theatrical 私の場合は、許す許さない以前にもはや興味が無いというか、関わろうという気が起きないし、そもそも父親も母親もどこにいるのかが判らない。知ろうと願えば知れるかもしれないが、そういう意欲はない。

shields-pikes この文章は彼のものであって、我々のものではない。すべての人には救われる権利がある。そのとき理屈は、正論は、まったくの無力だ。ひとは、自分の価値観において正しくあることしか出来ないのだから。

xsinon 共感を呼ぶ文章。自分が親の立場になったとき、またその年齢を経て親の気持ちがわかってくることもある。許せなくても納得する

nowa_s 誰も憎まずに済むならそれがいいに決まってる。誰にも理不尽な危害を加えられずに済むなら。憎ませられるのは呪いに等しい。親を憎むよう、当の親に仕向けられた人が、呪いに立ち向かったことの真摯な記録。

nonaka1007 ある人を許すためには、まずその人を理解しないといけないんだと思う。増田は父親を理解しようとした結果、許すに至ったわけ。

ashigaru 「。母は、息を吸うように他人を萎えさせる人だった。ネガティブな言動が習い性になっており、何事にも挑戦せず、他人の挑戦心をやわらかく腐らせて折り、」

njamota それはそういうものだったのだ。ただそうだっただけで、過去そういうことがあった、という事実があるというだけのこと。夕べ日が沈み今朝日が昇ったように、世界はただそこにそうあるだけなのに。人の心の不自由さ。

kyuruppa 自分が守りたいと思う家族を持った時に「経済的に盤石なわけじゃないし、何が起きるかわからない、でも、必死になっても守りたい」そんな親としての責任と思いを感じた時に、父の状況をリアルに想像できたんだろう

shira0211tama 自分のと似てる。今となっては許すというか仕方ないくらいに思うし、できるだけ長く元気で居て欲しいとも思うが、いざ病気・介護・死などの展開が来ても同じく仕方ないで必要以上に関与しないだろうと今は思っている

oakbow なかなかこうはいかないよな。増田はとても苦しんだけれど、生きるために必死になり、他人を慮れるだけの包容力を得、父親を許せたのだね。月並みだけどやっぱすごいと思う。

はてなブックマーク

DVをしてきた父親をずっと憎んできた。

記事へのコメント68件

関連記事