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企業の生産関数をY=F(A, K, L)=A・f(L)として期待利潤πe=Pe・Y-rK-wLの最大化を目指すと、 Lで微分してP... 企業の生産関数をY=F(A, K, L)=A・f(L)として期待利潤πe=Pe・Y-rK-wLの最大化を目指すと、 Lで微分してPe・A・f '(L) -w=0 よってf '(L) = w / (Pe・A) となるところまでLを需要する。 f '(L) が単調減少ならw / (Pe・A) が小さい程、需要されるLは大きくなる。 名目賃金wが硬直的で一定である場合、期待物価水準Peや中立的技術水準Aが上昇するほど、需要される労働量Lは増加することになる。 また中立的な技術でなくても、労働の限界生産性を上昇させるのであれば(たとえ資本使用的で労働節約的な技術進歩であっても)、技術水準が上昇するほど需要される労働量Lは増加する。 →たとえば失業率と賃金の関係を考える時には、名目賃金wでも、実質賃金w / Pでも、期待実質賃金w / Peでもなく、最低限でも中立的技術水準Aまで考慮する必要がある。
2013/01/30 リンク