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「デビアス」の寡占体制に風穴を開け、世界市場を制御する野心か? 日本ではダイヤモンドは結婚式の宝飾... 「デビアス」の寡占体制に風穴を開け、世界市場を制御する野心か? 日本ではダイヤモンドは結婚式の宝飾品としか考えられていない。戦略物資であるという世界の常識は日本では通じない。 世界的市場性からいうと日本のダイヤモンドは特殊なマーケットで、1キャラット以下の、世界では換金の対象とはならない小粒のものに結婚市場が集中しているだけ。 そして小粒なのに、価格は不当なほど高い。 世界的規模と歴史を一瞥しよう。 ダイヤモンドは80年代まで、ほぼ南アに産出が限定され、アングロ・アメリカ、BHP、リオテントなど大手鉱業企業が発掘し、ダイヤ原石はデビアスが独占した。競合企業はデビアスによって巧妙に排斥された。 ロンドンで決められる価格は、デビアスが需給バランスを睨んで一方的に決め、NYやベルギーやイスラエルの研磨業者に入札された。その後の流通段階では「ニューヨーク・カット」とか「アムステルダム・カット」とか
2009/05/21 リンク