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最近、「同一労働・同一賃金」の議論が熱を帯びている。非正社員の賃金を引き上げて公平な制度を施行す... 最近、「同一労働・同一賃金」の議論が熱を帯びている。非正社員の賃金を引き上げて公平な制度を施行することが、一億総活躍社会の実現であり労働市場の改善につながるということなのだろうか。 しかし、私はこれまでも「同一労働・同一賃金」の実現は困難であることを述べている。非正社員、正社員の環境を同一のものとして論じることはできないからだ。 ●実現が難しい根本的理由 非正社員の賃金アップを主張する意見は以下のようなものが多い。 1.非正社員、正社員という立場の違いで賃金に差がつくことは不公平。 2.立場や年齢ではなく仕事に対価をつけなければ公平とはいえない。 3.非正社員、正社員双方にとっていまの制度は好ましくない。また労働市場の活性化を促すためにも「同一労働・同一賃金」は必要である。 ところが、これらの意見には根本的な間違いがある。まず、正社員は期間の定めのない雇用契約である。そして、役割、ポスト、
2016/02/29 リンク