「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭

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「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭

はいどーもあでのいです！いやー、とうとう完結ですよ劇場版Gのレコンギスタ！この人類史上に残る一... はいどーもあでのいです！いやー、とうとう完結ですよ劇場版Gのレコンギスタ！この人類史上に残る一大事を目前にして、このブログ、直近記事が刃牙シリーズ、麻雀漫画、シン・ウルトラマンですよ？一体何のためのブログだと思ってんすかね本当。忘れてる人のために言っときますが、このブログは元々Gレコ感想用ブログです。忘れないように！という訳で今日は漫画『チ。-地球の運動について-』の感想です。チ。―地球の運動について―（１） (ビッグコミックス) 作者:魚豊小学館 Amazon この度最終巻の発売に加えてアニメ化も決まったとのことでめでたい限りですね。全８巻できれいにまとまってるのもおすすめしやすいポイントです。でまあ、なんですけど、今日はちょっとこの大人気漫画の『チ。』を、私の持てる限りの全身全霊をもってして可能な限りボコボコにしてやりたいと思います。やー、遂に書いちゃったよ作品批判

notio フィクションだからと処理できればいいけど、自分の分野(本気で捧げていたり、関わらずにはいられない場合なども含めて)をディフォルメされた時、作品と読者に苛立ちつのは仕方ない。ポルノの場合もその要素はある。

2022/07/22 リンク

prophet2047 素晴らしい…素晴らしい…何となくぼんやり思ったことをこんなに明瞭に語れる人が居たなんて感動した。noteなら1000円払ってる/フィクションだからで済ます人は真実を追い求めるテーマとの矛盾に違和感を感じないのか？

esbee まさに“俗情との結託”を体現した作品。「非科学的な宗教が、真理を探求する科学者を拷問し虐殺していたが、それでも彼らは諦めなかった」という大衆が好むストーリーを留保なく提供する作り手を、私は尊敬できない

lastline P国がポーランドではなく、C教がキリスト教でないなら、最終回のあれはなんなの。あれがなければ、我々の世界とは異なる話として読むが、そうではないので。

kotobukitaisha 「チ。」を読んで天動説の発展過程の歴史を理解した、と思ってしまう人もいるだろうから、こういう指摘は大事。自分が詳しくない分野では、どこからどこまでがフィクションなのかは、すぐにはわからない。

hobbiel55 チ。警察です。P国はポーランドではありません。C教はキリスト教ではありません。チ。は歴史漫画ではありません。

comic
review

cider_kondo 面白かった。自分が単線的な科学進歩史観を放棄したのは小学生の時に祖父宅から回収した『素顔の科学史99の謎』 (1977)の影響で、この本は人口に膾炙した俗説を根切りにする一方で、生身の人間の営為としての科学文字数

minamihiroharu これは読ませる力作批評。　大胆にかいつまむと「超面白い漫画だけど、作劇手法がプロジェクトXなんだよなー」って事になるのかな。

kori3110 作者が喜ぶタイプの熱量の高い批判記事になってると思う/さすがに、ここまで慎重に留保を重ねた記事に対して「P国はポーランドじゃない」で済ますのは、そういうことじゃないでしょと言いたくなる

これはすごい

Reinassance アニメが始まったので漫画を読んでみたら同じ感想でした。『チ。』は知・地・血をかけてるらしいですが、作者が本当に描きたかったのは弾圧部分なんじゃないかと思うくらい史実と科学の関係が歪められてましたね。

2024/10/23 リンク

arakik10 「ケプラーによる楕円軌道の導出も、手当たり次第にあらゆる図形を無根拠に当てはめた訳ではなく」はN. R. ハンソン『科学的発見のパターン』の記述と矛盾かも？■文献参照が無いから「読書の広がり」を持てなくて残念

2024/10/20 リンク

nengaiyu この漫画なんかに似てるなと思ったらNHK総合テレビ「プロジェクトX」だった。アレも演出という名の虚構が散りばめられてる。結論ありきで作られた嘘番組

2024/10/09 リンク

repon “一般的に世間で広く信じられ『チ。』作中でも描かれるような、地動説への苛烈な弾圧はそのほとんどが虚構であり、基本的には存在しなかったと言って良い”なるほど http://www.amazon.co.jp/dp/462108772X

2024/10/07 リンク

Nnwww チ。自体は架空世界を用意して最終章で捨てるという大掛かりな仕組みで史実へのエクスキューズを入れてるんだけど、テーマがシリアスなのでこの批判は適切。一方批判的に乗り越えるのは作品の趣意にも沿っている。

2024/10/06 リンク

twry 作品のファンだから「いやそれは…」と言い訳したくなってしまったけど、指摘は正しいと思うので受け入れた上でアニメ化を見守ろうと思う。

2024/07/26 リンク

kz78 "「思弁的」な演繹による理論構築こそが学問の正しい有り様であるというのが中世以前の考え方"／本好きの下剋上作中で描写される貴族的思考ってこのへんかぁと言うのが納得できた。

2023/12/23 リンク

neputa チ。読んだので読んだ。仮にこの批判に耐えうる内容をやるとしたら漫画というメディアは選択しない気が。記事はとても勉強になったし熱かったし面白かった。

2023/08/04 リンク

casa1908 歴史家が大河ドラマを批評するのとだいたい同じ。まぁ、フィクションをリアルっぽく描くことで意図的に読者を引き込んでいるので、リアルと違うよ！と改めて言いたくなる専門家の気持ちも分かるけど。

2023/07/05 リンク

syukit “「科学」という営みが、学者個々人の才覚と情熱だけでなく、様々な歴史的背景や社会からの要請、技術の発展と密接に連動しており、それらの相互作用で進歩していくものだという事を伝えるためだ。”

2022/12/27 リンク

t714431169 まあ、「現実の人物・歴史」を作品の訴求力として利用しているんだから、その扱いがアレなら批判は当然出るよ。「徹頭徹尾フィクションでやる手もあった。でもそれじゃ売れないから利用したんだろ？」な訳でな。

2022/10/06 リンク

kotoito 科学史はやっぱり苦手なのがよくわかった。後ろのほうは疲れたけど読めたけど相対性理論とこはよくわからなかった。「描かれた作品のテーマを、描き方において踏みにじっているのではないか」という指摘と理解した。

2022/10/05 リンク

haruhiwai18 "地動説にも天動説にもそれぞれに科学理論としての利点と欠点が存在しており、その対立は極めて高度に科学論争""それらは科学論争であると同時にお互いにとって相互に宗教問題でもあり"　→重要。

2022/10/04 リンク

t2wave "科学理論の大きな発展は、技術の発展に応じた必然的要請が先行していること、それと同時に根拠無き天才の直感・霊感が必要なのだ。"

2022/10/03 リンク

yomo_w5_3 圧巻の記/"キリスト教から弾圧を受けていたという事実は、少なくとも現存する歴史書には一切存在しない"教皇がコペルニクスの研究に憤怒した描写を、 25年程前学習漫画で見た記憶。通俗書の鵜呑はやはり危険

golotan この批判が当てはまるのはこの作品の内容が歴史書なり学術論文として提出された時であって、フィクションの漫画という媒体で提供されている以上は科学という領域へのリスペクトは損なわれていないんじゃなかろうか

dalmacija 一巻だけ読んででちょっと作劇効果がくどいしおかしいと思っていたけど、結局科学を情熱のダシにした感動マンガに過ぎなかったらしい

bt-shouichi “『チ。』で描かれた地動説の、科学の姿は、作者の描きたいドラマのために都合良く歪められたイビツなものでしかない。故に『チ。』という漫画は「科学」という人の営みに対し、極めて不誠実なのでないかと”

マンガ

shinichiroinaba “『チ。』における「科学」とは、『テニスの王子様』における「テニス」と同じようなものであって良いのか？”

aonami28 一昔前の司馬遼太郎批判と似ているのかな。「チ。」は読んでいないが、エンタメ作品としては面白いのだろうな。史実ではなくエンタメ作品であることが作品の内外から伝わるようにする必要があるのかも。

tal9 “科学革命の大部分は基本的に、「大天才の登場」や「天啓的な閃き」ではなく、技術発展による観測精度と観測範囲の向上が先行して起きている”

science

rAdio 『『チ。』で描かれた地動説の、科学の姿は、作者の描きたいドラマのために都合良く歪められたイビツなものでしかない。故に『チ。』という漫画は「科学」という人の営みに対し、極めて不誠実なのでないか』

mistbind3u88 文章量がアホほど膨大だし、主張を検証できるほど理解もできてはいないだろうけど、なかなかおもしろい“批評”だった。

glamorousdammy 相対論とニュートン力学および電磁気学を対比させて後者を古典力学と呼ぶ界隈は俺の知る限りでは存在しないので、そこが気になってそこから先が入って来なかった。昔とか、一般向けに書かれた本とかだとそうなのか？

t-sat 長かった…、けど面白かった!/「ティコは研究成果を公表するつもりはなかったけど、ケプラーが勝手に持ち出して云々」という話を授業の枕で聞いた覚えがあったので、ティコは隠者のような人なのだと思ってた。

2022/08/05 リンク

hefeweizen ”「思弁的」な演繹による理論構築こそが学問の正しい有り様であるというのが中世以前の考え方だったのである。”　→実験と検証以前の学問はこれがメインなんだろうな。

2022/07/31 リンク

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