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前回のエントリーで紹介したリチャード・クー氏の論説と被るが、現在注目を集めている長期金利の上昇が... 前回のエントリーで紹介したリチャード・クー氏の論説と被るが、現在注目を集めている長期金利の上昇がこれからどんどん進んでいった場合、どのような悪影響をアベノミクスに与えうるかについて少し考察しておく。 まず最初にはっきりさせておきたいのは、現時点で問題になっているのは「実体経済の回復とその結果としてのインフレ率の上昇に後押しされて生じる長期金利の上昇」ではなく、「実体経済の回復が進んでいない段階で金融緩和によって誘導された期待インフレ率の上昇に後押しされて生じる長期金利の上昇」だということである。 金融緩和によって誘導された期待インフレ率の上昇が実体経済を回復させる前に長期金利を上昇させるとすれば、その時点における長期金利の上昇は経済、特に銀行と政府の財政にマイナスの影響をもたらすケースが想定される。 4月に発表された金融システムレポートによれば国内金利が長短一律2%上昇すると想定した場合、
2013/06/14 リンク