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白髮三千丈 白髪 三千丈、 縁愁似箇長 愁いに縁(よ)って箇(かく)の似(ごと)く長し。 不知... 白髮三千丈 白髪 三千丈、 縁愁似箇長 愁いに縁(よ)って箇(かく)の似(ごと)く長し。 不知明鏡裏 知らず 明鏡の裏(うち)、 何處得秋霜 何れの処よりか秋霜を得たる。 ――私の白髪は何と三千丈、愁いのためにこんなに長くなったのだ。光る鏡の中の我が姿は、いったいどこから秋の霜のような白髪を得たのであろうか。 唐代のみならず中国を代表する詩人李白の「秋浦歌」である。詩の題は知らなくても、最初の一句は知らないという人の方が少ないであろう。自由奔放で奇抜な表現が持ち味の李白の詩の中でも、この詩は奇抜さの白眉として愛唱された名詩である。 三千丈といえばおよそ9キロメートル、そんな長い髪を持った人が現実にあろうはずはない。この数字は言うまでもなく誇張である。しかし次の句を読めば、それが単なる誇張ではなく、積もり積もった愁いの比喩として用いられた表現であることがわかるのである。それは月並みな
2009/05/31 リンク