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国立国会図書館に運ばれた吉田家文書。中央部の穴などを補修する=東京都千代田区の同館で2012年1... 国立国会図書館に運ばれた吉田家文書。中央部の穴などを補修する=東京都千代田区の同館で2012年10月、青島顕撮影 東日本大震災で津波にのまれた岩手県陸前高田(りくぜんたかた)市立図書館では蔵書の大半が流失したが、県指定文化財の「吉田家文書」は海水をかぶりつつも奇跡的に流失を免れた。地元ボランティアらが洗浄などの応急処置をし、10月から東京・国立国会図書館で本格修復が始まった。解読が難しく研究は進んでいなかったが「文書がきちんと調べるよう訴えているのかも」と、県立博物館主任専門学芸員の佐々木勝宏さん(51)。多くの人の手を経て次世代へ受け継がれようとしている。【青島顕】 吉田家文書は、陸前高田市を中心とする気仙郡の郡政を仙台藩から任されていた吉田家に伝わる古文書で、計121冊からなる。このうち1750〜1868年の執務記録「定留(じょうどめ)」(95冊)は地域の生活ぶりが書き留められ、地元の
2012/11/07 リンク