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ヒト特有の病気とされるアルツハイマー病とよく似た脳内の変化が、長崎県・対馬だけに生息する国の天然... ヒト特有の病気とされるアルツハイマー病とよく似た脳内の変化が、長崎県・対馬だけに生息する国の天然記念物、ツシマヤマネコでも起きることが、東京大などの研究で分かった。08年には動物園で死んだチーター2頭でも同様の変化が見つかっているが、イヌやサルからは見つかっていない。研究グループの中山裕之・東大教授(獣医病理学)は「ネコ科は特殊な病気の進化をたどった可能性があり、家猫でも調べたい」と話している。 認知症の原因となるアルツハイマー病は、アミロイドという物質が脳に蓄積することで脳内に「老人斑」と「神経原線維変化」という二つの変化が表れる。研究グループは、死んだツシマヤマネコ14頭(生後3日〜15歳以上)の脳を調査。6頭にアミロイド蓄積があり、うち5頭に神経原線維変化が見られた。一方で、老人斑は見つからなかった。 論文は、3日付の米科学誌プロスワンに掲載された。【阿部周一】
2012/10/11 リンク