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◇図録はわが子さながら この時期は気候がよいこともあり、規模の大きな展覧会が各地の美術館・博物館で... ◇図録はわが子さながら この時期は気候がよいこともあり、規模の大きな展覧会が各地の美術館・博物館で開催されている。京都国立博物館においても、今月13日より、歴代天皇の遺墨にスポットをあてた「宸翰(しんかん) 天皇の書」と題する特別展覧会がはじまった。「書」というと、つい身構えてしまうかもしれないが、歴代天皇の個性豊かな文字、時代とともに変遷する書風を「見て」楽しめるよう展示を構成したので、ぜひとも、多くの方にご来観いただきたく思う。 いま、その担当者として、オープンまでの日々を振り返ると、苦労の連続であった。一つの展覧会がかたちとなるには、作品の選定や出品交渉、展示図面の作成、図録の執筆など、いくつものプロセスがある。とりわけ大変だったのは、図録の作成である。何しろ144点もの作品について、限られた時間のなかで個々の解説を書き、読み本(古文書を今の文字に書き直したもの)をつけ、なおかつ巻頭
2012/10/20 リンク