社説：スペインを害する裏金スキャンダル

社説：スペインを害する裏金スキャンダル

（2013年7月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） マリアノ・ラホイ首相はスペインのために真実を語り...概要を表示 （2013年7月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） マリアノ・ラホイ首相はスペインのために真実を語り、不正資金スキャンダルを収束させなければならない〔AFPBB News〕 スペインのマリアノ・ラホイ首相が2011年11月に政権を取ったのは、同氏率いる保守派・国民党が総選挙でフランコ体制終焉後最大の議席数を確保した後のことだ。 当時、国の繁栄を再構築し、ユーロ導入国としての地位を守るために必要な財政、経済、金融部門の改革に対し、ラホイ氏以上に大きな国民の負託を得ている欧州の政治家はほとんどいなかった。 しかし今、日増しに悪化する政党資金スキャンダルのせいで、ラホイ氏の勝利が生み出した政治的資本は薄れゆく記憶と化している。このスキャンダルから毒を取り除けない責任はラホイ氏にある。 時間が経つほど大きくなるダメージ 週を追うごと、月を追うごとに、このスキャンダルはラホイ氏にダメージを与え

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