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まえがき 自分の作品を分析的に見ることはさほど好きなことではない。 それは単純に、音楽を巡る論理的... まえがき 自分の作品を分析的に見ることはさほど好きなことではない。 それは単純に、音楽を巡る論理的な思考が相当に苦手であるということもあるにはあるが、自らの内のブラックボックスをそのままに措くことのメリット、すなわち自分が吐き出した音に常に新鮮な驚きを持ってむかえられることで自分は作曲を続けられていると信じている節が私にはあるからである。 また、音楽の分析は往々にしてらっきょうの皮むきに終わることが多い。 音楽の核心はおそらく、音楽が音でしかないことのその向こう側にあるのであって、音そのものでもないし、音楽をしばしば虚飾する文学めいた理解でももちろんないだろう。 ここでの分析はさすがに音についてに限定したいと思うが、しかしながら以下は作曲者自身の分析であるため、作曲者にしか知り得ない視点から考察されることもあるかも知れない。そしてそれについては客観的な根拠などしばしば提示されないだろう(さ