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ワカメは一年草です。養殖の行程は大まかに六月頃からの「採苗」、冬~春先の海中での「本養成」、そし... ワカメは一年草です。養殖の行程は大まかに六月頃からの「採苗」、冬~春先の海中での「本養成」、そして五月頃までの「収穫」に分けられます。 もっと細かく見てみましょう。 まず、ワカメの生殖器官であるメカブから、数億個といわれる胞子(遊走子)を、種糸と呼ぶ細い縄に付着させます。しばらくすると発芽して、雌雄の配偶体となって受精しますが、まだ人の目に見えない世界。 そして、種糸に数ミリの幼葉が出てきて、やがて数センチになったら、養殖用の太い縄に種糸を巻き付ける「種はさみ」の作業です。 その縄を沖合の養殖場に沈めて、自然の恵みたっぷりの冬の荒海にもまれること約三ヶ月。途中で間引き作業などを経て、二メートル前後の立派なワカメに成長します。以降五月頃まで、収穫が続きます。 海中の岩に付着して育った天然物のワカメと同様に、養殖のワカメも子孫のもとである胞子を放出すると、枯れてその一生を終えます。