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今年の8月に完了した拡張工事により、スエズ運河の通行は従来よりずっと容易になった。だが今後の状況は... 今年の8月に完了した拡張工事により、スエズ運河の通行は従来よりずっと容易になった。だが今後の状況はいくらか複雑なものになろうとしている。スエズ運河の通行料は、IMF(国際通貨基金)の準備通貨 SDR(特別引き出し権)建てで支払われる。このSDRは複数の通貨を組み入れた通貨バスケットで、米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円で構成されている。IMFは11月30日、中国の人民元を来年からSDRの構成通貨に加えることを決定した。 仮に多くのものがSDR建てで取引されていたなら、今回のIMFの決定を受けて世界中の企業は、リスク分散のために元建て資産を大急ぎで購入せざるを得なくなっていた。そうなれば人民元の価値は劇的に上昇したことだろう。 だが実際には、SDR建ての物品やサービスはごく少数しかない。SDR構成通貨に仲間入りすることは、実質的な効果よりも象徴的な意味合いが強い。IMFが人民元に対して準備通貨
2015/12/10 リンク