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先月は、トイレの話をしました(トイレの話1、トイレの話2)。トイレの用足しの音が恥ずかしいと感じる... 先月は、トイレの話をしました(トイレの話1、トイレの話2)。トイレの用足しの音が恥ずかしいと感じる日本人の気質が、擬音発生器という画期的な商品を生み出したという話です。黄金の蛇口や大理石の床のような豪華絢爛さを競うのではなく、恥ずかしい音を消したいというような上品な贅沢さに向けて開発が進んでいく。勇者英雄よりもハニカミ王子が人気を集める国民性がこうした商品企画の裏にあるのかもしれません。 この話の中で江戸時代には既に「音消し壺」という擬音装置が発明されていて、ご先祖様たちもなかなかハイセンスだったという事例を紹介しました。この壺は、山路茂則さんというトイレ研究家が記した『トイレ考現学』(啓文社)という本に掲載されています。実物は、岡山県の矢掛脇本陣というところに残っているそうです。 ただし、一緒に紹介した「厠土瓶(かわやどびん)」や「厠団子(かわやだんご)」は、どうやら事実ではなかったよう
2007/08/22 リンク