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5月13 絶対王政と主権 カテゴリ:政治 主権には、統治権、対外的独立性、国の政治の最終意思決定権という... 5月13 絶対王政と主権 カテゴリ:政治 主権には、統治権、対外的独立性、国の政治の最終意思決定権という3つの意味があるという話はよく聞く。これだけ聞くとなかなか頭に入ってこないのだが、主権という概念がどのように確立していったかということを考えるとちょっとは頭の中に残る 主権論の創始者は、フランスのジャン・ボーダン。『国家論六書』の中で主権概念を最初に唱えたそうだ。ジャン・ボーダンは主権論を唱えることで、絶対王政を正当化したかった。 中世ヨーロッパでは、王権はそれほど強くなく、ほかの封建諸侯と力は拮抗していたようだ。しかし、いろいろな変化(貨幣経済の発達、教会の権威の失墜、宗教改革など)があって、封建諸侯の力は弱くなり、勢力伸長著しい大商人と結びついた王権が強くなっていった。その結果、国王は常備軍と官僚制を備えるようになり、君主主権が主張され絶対王政が形成されてゆく。 中世ヨーロッパは、身